文化が違うからこそ英文メールで注意すべき点
今日、お話したいのは、英文で外国人にE-mail等を、送るべき際に注意すべき点です。
実際に、部下が面識もない外国人にメールを送って、トラブルになった経験もあり、今日は、このテーマを取り上げました。
端的に、結論から言ってしまいますと、面識がなかったり、目上の方には、少し丁寧過ぎるくらいの表現をした方がよろしいと思います。
具体的に、以下のようなことです。
例1;仲の良い同僚でもないのに、FYIとか省略をして、いきなり転送メールするのは避けましょう。
では、どのように転送すればよいかといいますと、例えば、
・まず自分の名前を名乗る
・次に転送する必要があったことを伝える; I would like to share~等
・その転送の目的を、さらに掘り下げて伝える; because~等
としましょう。
美しくないですが、会社の他部門の上司とかにはJust For Your Information Pleaseとかでもいいかもしれません。
例2;姓と名前を自分で英文で紹介するときは、山田太郎なら、
Taro YAMADA (Mr.)
としましょう。
名は小文字に、姓は大文字に、性別がわかるように、 (Mr.) を最後につけましょう。
なぜならば、相手の外国人は、あなたの、性別も、姓も、名前も、わからないのですから。
なお、最近は一部の外国人の方が姓、名の順番を日本文化に合わせてくれて YAMADA Taro の順にしてくれていますが、
このような配慮をしている方こそ、他国の文化に対するマナーに厳しいことがありますので要注意です。
例3;相手の性別がわからないときは、私の逃げ方ですと(笑)、すべて名前の前に Dear をつける。
相手がMr.ならば、Dear Mr. までは、やりすぎかもしれませんので、Mr.だけでよいと思います。
Mr.かわからないときは、私は、Dear で逃げております。
例4;相手がマナーに厳しそう、目上の人と察知したら、< , >にも気をつけてください。
文章の最後に、日本ですと、敬具、等つけますが、例えば、
Best Regards
とされている方がいますが、
Best Regards,
にしましょう。
最後の< , >ごときですが、ここでは、細かい背景はいいませんが、この< , >が大事だそうなのです(笑)
例5;英語が上手な人ほど、<ギャグ>は、その国の文化をかなり知らないと危険ですので避けましょう。
私は英語が苦手ですが、相手が喜ぶようなことや、褒める表現を、心がけています。
が、高度な<ギャグ>だけは、避けています。
<ギャグ>は、英語の文化や、その国の時々の情勢や、心の機微に触れる、ことを意味します。
対面でしたら、声のトーンを優しくしたり、顔の表情で、相手への好意を伝えられるかもしれません。
が、メールなり書面です。
悪気がないのに、すごく、相手に下品なことや差別的なことを相手に喚起させることに、つながりかけないのです。
デーブ・スペクターさんの<ギャグ>を、私は嫌いでありません(笑)
が、デーブ・スペクターさんは、そもそも三島由紀夫が好きで来日したという稀有な方です。
私は、英語で、デーブ・スペクターさんの<ギャグ>レベルに達することは、できません。
補足;
・よく昭和天皇に敬称もなく、Hirohito と呼び捨てにしていた、失礼な態度があった等を耳にします。
が、そのような方は、日本人であれ、外国人であれ、他国の文化や伝統を理解していないことが多いようです。
あえて、マネをする必要はないでしょう。
・フランス、イギリス、オーストリア、ドイツ、アメリカのマサチューセッツ州に住んでいたり、
自ら客家出身である名前をつけている方の中には、ノーブルオブリゲーションを強くもっている方もいます。
話す内容が薄っぺらで、さらに失礼な表現をしていると、相手にもしてもらえなくなりますので注意しましょう。
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