相手を説得するときは、声のトーンを穏やかにして、囁く

相手を説得するときは、声のトーンを穏やかにして、囁く

50年前であれば、スピーチにおいては、リーダーが声や身振り手振りを大きくして、相手に熱意を伝える、

という手法が多くとられていました。

しかし、現代では、会社であれば従業員が経営者に対して、国民であれば政治家に対して、多くが話し手に疑念を抱いています。

また、日本では、多くの製品が、需要よりも供給過剰で、30年ほどデフレになっており、普通に生活しているだけでも、

営業マンという人物だけでなく、ステマなど、ありとあらゆる商売の売り込みが、いろいろな所に、溢れています。

このような環境下で、私が相手を説得するときに大事にしていることは、

 

「話し手が、何かを聞き手に売り込んでいる、という聞き手の抵抗心理を低下させる」

 

ということです。

つまり、相手を説得しようと、してはいけないのです。

 

話し手の話を聞かないと自分が損をする、と思わせることです。

ここでは、説得というよりも、話し手の話す内容の<品質>自体が高くなくてはなりません。

また、スピーチにおいては、ほんの僅かなユーモアをいれ、聞き手に楽しんでもらったり、ミッションへの共感を抱いてもらうことです。

たまに感情を込めて声を強めることもありますが、本当に心底、感情的になってはいけません。

なお、男性が女性を口説くときに、ささやくことが、有効であるかは、私には、わかりません(笑)