今後の不動産資産価値にさらに影響を与えることになる要素
結論から申し上げます。
とりわけ、都市部、とくに東京ですが、あなたの自宅やオフィス等の不動産資産価値として、もしくは、通勤や通学の快適な移動として、
<建物間移動の動線>
を重視することが今後、さらに必要になりましょう。
といいうますのも、
今後のヒートアイランド現象、ゲリラ豪雨、突風、落雷、等、
は、今後、さらに劣悪になることは必至です。
具体的にお話しましょう。
気象庁は、東京の気温の観測地点を、大手町から皇居の北の丸公園に、2014年に移動しました。
移動理由の是非は行いませんが、年間<平均>で、1.4度違うようです。
25年くらいまえの新橋をご存じの方は、体感されていると思いますが、汐留の高層ビル群で気温が1度以上、上がりました。
東京は、ちょうど、2000年頃からビルの老朽化が起きていました。
そして今、300m規模の大規模ビルが、
丸の内、大手町、八重洲、日本橋、京橋、赤坂、品川、渋谷、新宿、池袋、
等で、目白押しなのです。
素足で東京を歩いている方は少ないと思いますが(笑)、道路はアスファルト、まわりは高層ビルのコンクリート、ビルのエアコンと車の排気に覆われています。
直射日光が当たっているアスファルトは45度を超えていますから、実際の体感温度は、気象庁の公表する気温とは大きく異なります。
また、ゲリラ豪雨にあってしまいますと、たとえ傘をさしていても、1分も、豪雨にさらされてば、服は、びしょびしょですし、風邪をひいたり体調を崩しかねません。
国も東京都も、そのことはわかっており、中央防波堤に木々を植えたりしていますが、当面は、焼け石に水でしょう。
とすると、個人で、以下の動線を重視しておく必要があります。
・駅とビルの間の地下道
・スチームを出してくれている大きな日よけの屋根
・JRや都営や私営の乗り換えの通路の一体化
上記の移動空間にエアコン、せめて大型の送風機を設けていただきたいものです。
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