99%の人に複利の法則やFIREを薦めない
- 2021.08.13
- 投資
アインシュタインが複利の法則を人類最大の発明といったとか、、、
もちろん複利の法則の計算式自体は、間違いなく正しいです。
ですが、結論から申し上げますと、
<今の日本人の99%の人に複利の法則やFIREを最優先した生活は、むしろ、あなたの生活を破綻させる>
と私は、思います。
なぜならば、複利の法則やFIREムーブメントを最優先すると、その最優先が、
<あなたの他の機会を損失する>
可能性が高いからです。
さらに複利の法則もFIREムーブメントも、日本では適用しにくい環境も、以下にあげましょう。
・この25年以上、あまりにも金利が安い(黒田バズーカと今回のコロナ禍で、金融緩和は、さらに長期化するでしょう)
・日本の所得税が、高い
・今回のコロナ禍も含め、自然災害、貿易戦争、会社存続、等のリスクや不確実性が多すぎる
・利回りのよい金融商品が海外にあったとしても、資産の海外流出の壁が、どんどんと高くなって、利回りにも高い課税がかかる
からです。
具体的に<あなたの他の機会を損失する>可能性についても、お話します。
社会人になって、ずっと、その収入の半分とかを貯金していくと、あなたが決めたとしましょう。
しかし、社会人になったら、結婚したり、子供が生まれたり、転職したりして、思いもよらない金がかかったりします。
海外の会社から、あなたが年収、数千万円で、ヘッドハントされるかもしれません。
年収、数千万円で、ヘッドハントされるのは、よい機会でもありますが、例えばシンガポールですと正当な解雇理由なして、シンガポールの会社が従業員を解雇することは合法です。
一年で解雇されたら、機会が、脅威にかわります。
また、あなたに優秀な子供がいるとしましょう。
高校生なのにケンブリッジ大学やハーバード大学に入学もできるし、数年で卒業もでき、さらに博士号も、とれそうな勢いです。
子供も海外の大学に行きたいと言っています。が、海外の大学だと学費もかかります。
が、子供に、あなたの将来のために貯金をし続けている。だから、海外の大学に行かせる金はない、といえますか。
言えたとしても、あなたの貯金の方が、子供の将来の所得や資産自体に本当に寄与する、のでしょうか。
機会にたいしては適当に金をかける。
ゼロリスクは、ありませんが、ある程度のリスクはとる。
・適当な金や、
・ある程度のリスク、
それを決めるのは、あなたの置かれた環境であり、あなたが築いてきた家庭であり、あなたの将来ビジョンではないでしょうか。
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