99%の人に複利の法則やFIREを薦めない

99%の人に複利の法則やFIREを薦めない

アインシュタインが複利の法則を人類最大の発明といったとか、、、

もちろん複利の法則の計算式自体は、間違いなく正しいです。

ですが、結論から申し上げますと、

<今の日本人の99%の人に複利の法則やFIREを最優先した生活は、むしろ、あなたの生活を破綻させる>

と私は、思います。

なぜならば、複利の法則やFIREムーブメントを最優先すると、その最優先が、

<あなたの他の機会を損失する>

可能性が高いからです。

さらに複利の法則もFIREムーブメントも、日本では適用しにくい環境も、以下にあげましょう。

・この25年以上、あまりにも金利が安い(黒田バズーカと今回のコロナ禍で、金融緩和は、さらに長期化するでしょう)

・日本の所得税が、高い

・今回のコロナ禍も含め、自然災害、貿易戦争、会社存続、等のリスクや不確実性が多すぎる

・利回りのよい金融商品が海外にあったとしても、資産の海外流出の壁が、どんどんと高くなって、利回りにも高い課税がかかる

からです。

具体的に<あなたの他の機会を損失する>可能性についても、お話します。

社会人になって、ずっと、その収入の半分とかを貯金していくと、あなたが決めたとしましょう。

しかし、社会人になったら、結婚したり、子供が生まれたり、転職したりして、思いもよらない金がかかったりします。

海外の会社から、あなたが年収、数千万円で、ヘッドハントされるかもしれません。

年収、数千万円で、ヘッドハントされるのは、よい機会でもありますが、例えばシンガポールですと正当な解雇理由なして、シンガポールの会社が従業員を解雇することは合法です。

一年で解雇されたら、機会が、脅威にかわります。

また、あなたに優秀な子供がいるとしましょう。

高校生なのにケンブリッジ大学やハーバード大学に入学もできるし、数年で卒業もでき、さらに博士号も、とれそうな勢いです。

子供も海外の大学に行きたいと言っています。が、海外の大学だと学費もかかります。

が、子供に、あなたの将来のために貯金をし続けている。だから、海外の大学に行かせる金はない、といえますか。

言えたとしても、あなたの貯金の方が、子供の将来の所得や資産自体に本当に寄与する、のでしょうか。

機会にたいしては適当に金をかける。

ゼロリスクは、ありませんが、ある程度のリスクはとる。

・適当な金や、

・ある程度のリスク、

それを決めるのは、あなたの置かれた環境であり、あなたが築いてきた家庭であり、あなたの将来ビジョンではないでしょうか。